最近は自動車整備士が不足していると言われていますが、何故整備士は辞めていくのでしょうか?
実際に自動車整備士として働いていた事もある私が解説していこうと思います。
この記事で自動車整備士の仕事を辞めていく理由が分かります。
新人、ベテランと辞めていく理由は違いますが、業界全体の辞める理由は変わっていないです。
自動車整備士を辞める理由
自動車整備士を辞める理由は人それぞれですが、主に4つの理由で辞めていくことが多いです。
- 給料が少ない
- 休みが取りにくい
- 人間関係が悪い
- 業務内容が違うかった
給料が少ない
自動車整備士の給料は少なく、平社員だと月収20万円の所が多いです。
酷い会社だと月収15万円で残業代が出ない会社もあったりします。
私が働いていた所は月収16万円で手取り13~14万円前後でした。
私は奨学金を貰って自動車整備士の専門学校に行っていたので、奨学金の支払いにも苦労して払っていました。
他の業界に比べて自動車整備士は給料が低い傾向になります。
休みが取りにくい
ディーラーで働くと土日に休みが取りにくくなります。
3月の繁忙期になるとさらに休みが取りにくくなり、残業も増え自動車整備士が少ない会社だと仕事も多く休みが取りにくいです。
人間関係が悪い
会社にもよりますが体育会系の職場が多かったり、昔ながらの技術は見て覚えろという教育だったりします。
職人気質な人も多いのでコミュニケーションが苦手な人もいます。
ギスギスした職場もあったりします。
業務の内容が思ったより違った
新卒から整備士になった人でよくありますが、思った仕事と違う事があります。
同じ作業が多かったり、単調な作業が多く想像してた仕事と違って辞めていく人もいます。
データでみる転職先
仕事を辞めていく理由は書いていきましたが辞めていった人はどのような業界にいったのか?
また元に戻って自動車整備士をしたいかデータでみていきましょう。
今回のデータは転職で異業種にいった人のデータですが転職して車業界にいってる人も、もちろんいます。
元自動車整備士の転職先はどこが多い
平成27年のデータによると一番多い転職先はサービス系の仕事が多いようです。
サービス系の仕事は幅が広いので転職してる人が多く見える可能性もありますが・・・
給料や休日が不満で自動車整備士を辞めた人はサービス系の仕事に就いていると思います。
また自動車整備士に戻りたい?
こちらも平成27年のデータによると異業種に転職した人のほとんどが自動車整備士に戻りたくない人が多いです。
ほとんどの項目で自動車整備士より転職した場所の方がよい結果になっています。
自動車整備士が減っていく理由がデータによっても分かります。
年代による辞職理由
自動車整備士を辞めるきっかけは年代によっても変わってきます。
20代、30代、40代にわけて書いていきます。
20代の辞職理由
- 人間関係が悪い
- 思ってる業務内容と違うかった
- 給料が安い
20代の前半は教えて頂く事が多く、理不尽に怒られたりや教育係の先輩と上手くいかなかったりする事もあります。
ある程度作業ができる様になっても、単調な作業が多くなかなかスキルアップできなかったりする事もあり、思ってる業務内容と違うかったりします。
20代後半になると他業種より給料が少ない事もあり、給料を増やすために転職をしていく人もいます。
30代の辞職理由
- 給料が安い
- 休日が取りにくい
- スキルアップしたい
30代は結婚や子供が生まれたりなど周りの環境が変わりやすく、給料をあげたくてや休日を取りやすくするために転職していく事が多いです。
30代でもスキルアップしたくて転職をし技術を磨いていく人もいます
40代の辞職理由
- 人間関係が悪い
- ヘッドハンティング
40代は職場で喧嘩をして辞めていく人や他の会社に手伝って欲しいといわれて辞めていく人もいます。
異業種に転職していく人は珍しいです。
工場長になってる人も多く、若い時とは違う理由で辞めていくイメージです。
自動車整備士が辞めていくまとめ
自動車整備士を辞めていく理由を書いていきましたが、会社によって自動車整備士を大切にしてもらえる所もあります。
現在、自動車整備士として不満に思っていることは皆さんも結構思っています。
給料が安い、休日が取りにくい、職場環境が悪いなど
自分だけの職場がそうだと思わないでください。
転職活動をしていくといろんな状況がわかってきます。
良い職場があったり、自分に合う業界があったりしますので少しずつでもいいので、自動車整備士という職業に不安をもったなら転職活動をオススメします。
転職活動をしても自分にあう業界や会社がなければ転職しなければよいだけなので。
自動車整備士という仕事を一度見つめ直して、将来のことを考えてみましょう!